どうも。コウイチです。
今回は、プログラミングで出てくる「戻り値」について解説したいと思います。
前回は、関数についての超基本的な概念を説明しました。
関数とは、ある処理のまとまりに名前を付け、その関数の実行命令が来たら実行する仕組みのこと。
でした。
(前回の記事はこちら↓)
「戻り値」とは?
しかし実は、関数はこれだけでは不便極まりないのです。
そこで、「戻り値」という考え方の登場です。
前回、3×5の計算を行う関数Aを作ったのですが、あることに気づきましたでしょうか。
前回の関数Aは、3×5の計算を行った後、結果を誰にも伝えないままになっています。
計算をして終わり。という感じです。
「関数Aを実行せよ!」と命令されたコンピュータが、関数内にある3×5という計算処理を行ったのですが、「15」という計算結果を報告しなければ何の意味もありませんね。
それを報告する仕組みを「戻り値」と言います。
ここでは関数をトンネルのようなイメージで捉えると、分かりやすいかもしれません。
ある関数が実行されると、トンネルの出口から結果が排出されるといったような。
前回も例に出した、3×5の計算を行う関数を改良してみましょう。
3×5の結果を返してくれる関数
それでは、3×5の計算結果をちゃんと返してくれるような関数を作ってみましょう。
関数A{
1、3×5を計算する。
2、計算した結果を返す。←New
}
3×5を計算する関数ですが、計算結果を最後に返すことにしました。
これで無事、計算結果が無駄にならずに済みます。
戻り値がないこともある?
ちょっと込み入った話になるのですが、例えば関数の中で直接、ファイルなどに結果を書き込ませるような処理が入っている場合は、戻り値が必要ないことも多々あります。
しかし通常は、関数内の処理が成功したのか失敗したのかといった情報くらいは、最低限、関数の呼び出し元に返すことがほとんどです。
まとめ
関数とは、ある処理のまとまりに名前を付け、その関数の実行命令が来たら実行し、結果を返す仕組みのことです。
しかし、関数の概念にはもう一つ、重要な仕組みがあります。
次回は、「引数(ひきすう)」という考え方について解説します。
関数の本領発揮はここからです。
↓(次の記事はこちら)
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