どうも、コウイチです。
今回は、プログラミングで出てくる「関数」について解説したいと思います。
「関数」って、数学で聞いたことあるかもしれませんね。
確かに、数学の関数と似ているようで、違います。
今日は
- 関数って何?
といった疑問を解消していきましょう!
関数(function)とは?
関数(ファンクション/function)とは言ってしまえば、変数と同じで箱のようなものなのですが、あるデータをしまっておく箱、というわけではないのです。
(変数が分からない方はこちらです)
関数とは、まとまった処理が入った箱です。
例として、試しに掛け算を行う関数を定義してみましょう。
3×5の計算を行う関数
関数A{
1、3×5を計算をしなさい。
}
このように関数Aという箱を定義します。
こうしておけば、「関数Aを実行せよ!」とコンピュータに命令するだけで、3×5の計算が行われるわけです。
そして、一度だけこの箱を用意しておけば、何度でも再利用できるんですね。
ポイントは、関数Aを実行せよ!と言われるまでは、何もしないということです。
あくまでも、関数Aの中にあるのは「これをやってこれをしろ!」という指示書なので、プログラム中から呼び出されるまでは実行されません。
「正直、関数のメリットがわかりません・・・」
はい、これだけではあまり、関数のメリットを感じないでしょう。
ただ、3×5という計算をするプログラムに「関数A」という名前を付けただけでしょ?
と思うかもしれませんね。
確かに、「3×5という処理をするだけの関数」には、あまり意味がないように感じられます。
しかしこれが、「複雑な処理をする関数」であればどうでしょうか?
その「複雑な処理」を何度もやらせたい場合、コンピュータに何度も何度も複雑な処理の内容を指示するのでしょうか?
こういう場合、ある処理のまとまりを関数として名前を付けてしまうことは、コンピュータに同じ指示を出すときに便利なのです。
まとめ
伝わりましたでしょうか?
関数とは、ある処理のまとまりに名前を付け、その関数の実行命令が来たら実行する仕組みのこと。
しかし、それでもまだこれは関数という概念の基礎の基礎。
関数の便利さは、こんなものではありません。
関数の中に「戻り値」と「引数(ひきすう)」という概念が登場することによって、関数が飛躍的に便利なものとなるのです。
ではまた。
↓(次回の記事はこちら)
コメント
プログラム初心者です。
戻り値と引数が一緒になっている説明が多く、困っていたところを助けられました。
本当にありがとうございます!!
「関数の説明」「戻り値について」「引数について」をわけて書いて下さり混乱せずに理解することができました。
文字だけでなく、図での説明が、ものすごくわかりやすかったです!
これからも、プログラムでつまずいた時は参考にさせて欲しいと思っています。
コメントありがとうございます!
このあたりって、僕自身がめちゃくちゃ理解に苦しんだ概念なんですよね。
図で全体像を眺めながら理解するのは超重要だと感じてます。
参考になってよかったです!