どうもコウイチです。
今回は、WindowsでJavaアプリケーションをexeファイルにする方法を解説していきます。
MacでJavaアプリケーションをappファイルにする方法は、こちらで解説しています。
実行可能なファイル形式「.jar」ファイルを作る
まずは、jarファイルを作ります。
jarファイルとは、簡単に言うと、「Javaアプリケーションをダブルクリックで起動できるファイルにする」といったイメージです。
例えばWindowsであれば「.exe」ファイル、Macであれば「.app」ファイルが主流ですが、
これらのファイルをダブルクリックすることによって、アプリが起動できることはご存知だと思います。
ここでは、Javaで最もよく使われる開発環境「Eclipse」における手順をご紹介します。
ファイル(F) ⇒ エクスポート(O)… をクリックします。
※JARファイル化したいプロジェクトは開いた状態にしておかないとエラーになります。
「エクスポート」画面が開いたら、「実行可能JARファイル」を選択し、次へをクリックします。
「実行可能JARファイル・エクスポート」画面が開いたら
- 「起動構成」に、JARファイル化したいプロジェクトを選択
- 「エクスポート先」にJARファイルの保存パスを
- 「ライブラリー処理」は、「生成されるJARに必須ライブラリーをパッケージ」を選択。これにより、Javaアプリケーション実行のために必要なものがすべて、生成されるjarファイルの中に含まれます。
JARファイルが生成されました。
Launch4jをインストールする
次に、Launch4jというプログラムをインストールします。
Launch4jとは、jarファイルをexeファイルにラッピングすることで、exeファイルをダブルクリックしてjavaアプリケーションを起動することができるようになるツール。
ライセンスは、Launch4jプログラム本体はBSDライセンス、生成されるexeファイルに添付されているプログラムはMITライセンスであり、どちらも無料で使え、商用利用可能なライセンスなのでご心配なく。
Launch4jの公式サイト からダウンロードしましょう。
(画面は異なる場合があります)
zipかexeのどちらかを選びましょう。
zipは解凍してそのまま使用、exeはインストーラです。
インストールしたら起動しましょう。こちらが起動画面です。
Launch4jの一番かんたんな設定方法
ここでは、必要最低限の設定項目を解説していきます。
Basicタブ
まずはBasicタブ。以下の3項目を設定しましょう(アイコンファイルは任意なので、なくてもOKです)
JREタブ
次にJREタブ。「Min JRE version」に、プログラムが動作する最低限のJREのバージョンを入れます。
exeファイルの作成
一通り入力が終わったら、歯車アイコンを押しましょう。
今回の設定内容を保存する設定ファイルのファイル名を入力します。ここで保存したファイルを読み込むと、設定内容が復元されます。
画面下のLogエリアに、Successfullyなんたらかんたら・・・と出れば成功です。
さて、exeファイルが生成されたか見てみましょう。
見事に、指定したアイコンファイルでexeが生成されました。
「Min JRE version」で設定した以上のバージョンのJREが入っていなかった場合
作成したexeファイルを起動したとき、「Min JRE version」で設定した以上のバージョンのJREが入っていなかった場合は、以下のようなメッセージが表示され、OKボタンを押すとJavaのダウンロードページに飛びます。
まとめ
この手順を使えば、比較的簡単にJavaアプリケーションをWindows用アプリケーションファイル形式(.exe)に変換することができます。
僕も高校時代、javaでアプリケーションを作るとなんでexeにならないんだよ!?と不満だった覚えがあります(笑)
jarファイルのままだと、アイコンが設定できないなどの機能的制限もあるので、こちらの手順でお試しください。
ではまた。
コメント